性格が違う私たちが仲良しでいられる理由
私と夫は、性格がまるで違います。
私は、いろいろ考えて決めてから動きたいタイプです。
お出かけの前も、
「持ち物は?時間は?子どもの着替えは?雨が降ったら?」と、
つい先回りして考えてしまいます。
一方で夫は、
「とりあえず行ってみよう」
「なんとかなるよ」
と、まず動き出すタイプ。
私は考えてから動く人。
夫は、動きながら考える人。
人との関わり方も違います。
私は、初対面でも知り合いかのように話しかけるタイプ。
夫は少しシャイなので、
時間をかけながら、行動で信頼を深めていくタイプです。
こうして並べてみると、
私たちは本当に正反対だなと思います。
タイプは違うけれど、
私たちは本当に仲良しです。
結婚してから8年も経ちますが、
今でも「この人でよかったな」と思う瞬間がたくさんあります。
性格はまるで違うのに、
どうしてこんなにうまくいっているんだろう。
ふと考えてみると、
仲良し夫婦でいられる理由は、
価値観がすべて同じだからではありませんでした。
むしろ、違うからこそ、
支え合えていることがたくさんあったのです。
正反対だからこそ、補い合えることがある
よく、
「夫婦は似た者同士のほうがうまくいく」
とか、
「正反対の性格だとすれ違いやすい」
と言われることがあります。
でも私は、
似ているか、正反対かだけが、
夫婦仲を決めるわけではないと思っています。
私たちは正反対です。
でも、だからこそバランスがとれているし、
補い合える関係でもあります。
私が細かいところまで気づく分、
夫は「まあ、いいじゃん」とおおらかに受け流してくれる。
そのおかげで、
私も肩の力を抜けるようになりました。
逆に、夫の不器用さも、
見ているとなんだかかわいくて。
器用さが必要な場面では、
「これは君の出番だね」と頼ってもらえることが、
実は私にとってもちょっとした喜びだったりします。
違いがあるからこそ、
お互いの存在が支えになる。
そんな夫婦のかたちも、
とても心地いいものだと感じています。
ちがいは、摩擦にもバランスにもなる
たとえば、旅行のとき。
わが家では、夫がざっくりと目的地やコースを決めて、
私がパッキングや細かい準備を整える、
という流れになることが多いです。
このバランスが、私たちにはとても心地いいのです。
もし夫婦で、どちらも場所やコース決めが得意だったら、
意見がぶつかることもあるかもしれません。
逆に、どちらも準備が苦手だったら、
どこかで手が止まってしまうかもしれません。
でも、私たちは得意なところが少しずつ違う。
だからこそ、役割が自然に分かれて、
物ごとがスムーズに進むことがあります。
違いは、受けとめ方によっては摩擦にもなります。
けれど、
「自分とは違うから助かっていることもある」
と見方を変えると、
同じ違いが、夫婦のバランスになることもあるのだと思います。
大切なのは、
違いそのものをなくすことではなく、
その違いをどう扱うか。
そこに、夫婦関係をやわらかくするヒントがあるのかもしれません。
もちろん、違いがいつも心地いいわけではありません。
たとえば、子どもが飲み物をこぼしたとき。
私は、
「こぼしたなら拭けば大丈夫」
と、わりと平然と子どもに伝えることが多いです。
一方で夫は、
イラッとしながらも、すぐに自分で拭いていることがあります。
反応の仕方は違うけれど、
どちらも家の中を整えようとしている。
そう考えると、
違いの奥にある目的は、案外同じなのかもしれません。
大切なのは、価値観の一致より人生の優先順位
夫婦がうまくいく秘訣は、
価値観がすべて同じことではなく、
人生の優先順位が近いことなのかもしれない。
最近、そんなふうに感じています。
どんなに趣味が合っていても、
日々の中で大切にしたいものが大きく違っていたら、
少しずつすれ違いが生まれることもあります。
たとえば、
「家族との時間を大切にしたい」と思っている人と、
「仕事や自分の予定を優先したい」と思っている人とでは、
毎日の判断が変わってきます。
私たちは普段、
そんなに深い話をたくさんしているわけではありません。
それでも、ふとしたときに感じるのです。
夫はいつも、
「家族が笑って過ごせる毎日」のために動いてくれているな、と。
今は夫が在宅ワークになり、
料理を担当してくれるようになりました。
野菜が苦手な子どもたちが少しでも食べやすいように、
野菜を細かく細かく刻んでいる夫の大きな後ろ姿を見ると、
家族のことをちゃんと考えてくれているんだなぁと感じます。
毎日の子どものお迎えも、
自然と夫が行ってくれています。
子どもの日常にちゃんと関わってくれていること。
私だけの育児ではないと感じられること。
それは、私にとってとても大きな安心です。
言葉で大きく語るより、
行動で示してくれる。
その姿を見るたびに、
私たちは性格が違っても、
向かっている先は同じなのだと感じます。
「家族を大切にしたい」
その一点が同じだから、
ちょっとした意見の違いがあっても、
自然と歩調を合わせていけるのかもしれません。
今あるやさしさに気づくことも、夫婦をラクにしてくれる
夫と暮らす中で、
私は少しずつ、
「自分の理想どおりに動いてほしい」と期待しすぎることを手放していきました。
以前の私は、
「こうしてくれたらいいのに」
「もっと気づいてくれたらいいのに」
と思うこともありました。
でも、相手を変えるのって、
やっぱり難しいんですよね。
だから私は、
夫を変えようとするよりも、
まずは自分の見方を変えてみることにしました。
夫が今やってくれていることに気づく。
そして、気づいたら「ありがとう」と伝える。
それだけで、
夫婦関係の見え方が大きく変わっていきました。
夫のやさしさに気づいて、
ありがとうを伝えていくことについては、
こちらの記事に詳しく書いています。
▶ 甘えるって悪くない|「ありがとう」が夫婦に優しさを育てる話
さいごに
人はみんな、育ってきた環境も、性格も、考え方も違います。
だからこそ、
できないところを支えられ、
できることは倍増していく。
性格が違うからこそ、
私たちは仲良しな夫婦でいられる。
私たち夫婦は、
その違いで支え合いながら、
「家族で楽しく過ごせる日常」
をいつも一番に考えてきました。
あなたの家庭では、
どんなちがいに助けられていますか?
もしかすると、
少し困っているその違いの中にも、
家族を支えてくれているものが隠れているのかもしれません。



コメント