「もう少し、ふたりの時間が欲しいな」と言われた夜
子どもたちは元気、
家の中はいつもにぎやか。
朝から晩まで、
育児と家事に追われながらも、
毎日は目まぐるしく過ぎていきました。
それでもありがたいことに、子どもたちと過ごす日々は、本当に楽しくて、
幸せだなぁと思っていたのです。
そんなある夜のこと。
子どもたちが寝たあと、水を飲みにダイニングへ。
そこにリビングで一人、テレビを見ていた夫から放たれた何気ないひとこと。
「もう少し、ふたりの時間が欲しいな」
そのとき初めて、
「私が幸せだと感じていること」と、
「夫婦の関係が満たされていること」は、
同じようでいて、少し違うのだと気づいたのです。
気づいたら遠くなってた“子育て中の夫婦時間”
子育て中の毎日は、
本当にあっという間です。
朝起きて、洗濯をして、
朝ごはん、子どもの準備をして、掃除をする。
お昼を食べたら、
また子どもと遊んで、
夜ごはん、お風呂、寝かしつけ。
そんな毎日を過ごしていると、
夫婦でゆっくり過ごす時間は、
いつの間にか記憶の引き出しの奥にしまわれていました。
久しぶりに開けたら、
「そういえば昔はこんな時間もあったなぁ」
と思うくらいに。
夫に言われてみて、私も素直に思いました。
たしかに、もう少し夫婦の時間がほしいかもしれない。
だから私は、
大きなことではなく、
小さな夫婦時間を作ってみることにしました。
「5分の夫婦時間」を始めてみたら
私がそっと始めたのは、子どもが寝た後の5分間。
本当に、ただその一瞬。
あたたかいお茶を一杯持って、
「おつかれさま」と言いながら隣に座り、
夫がみていたお笑い番組を一緒にみる。
ただそれだけの事なのに、一緒に笑うだけで、
なんだか心がふわっと温かくなるような時間になりました。
最初は5分だけのつもりでしたが、
少し話し始めたら、なんだか止まらなくなるほど、
夫とふたりで過ごす時間が楽しかったんです。
5分の夫婦時間で、夫婦の会話が少しずつ戻った
「5分だけ」と思って始めたのに、時計を見たら30分以上経っていた。
そんな夜が何度もありました。
お互い食いしん坊なので、今日のごはんの話だけで30分とか。
でも、その中にぽろっと
「また一緒に旅行したいね」なんて、未来の話が出てきたりしてワクワクする。
そんな瞬間が、ここちいいのです。
実際に、ある夜の会話で雑誌を見ながら
「このお店に行ってみようか」となって、
週末に子どもたちを連れて出かけました。
「雑誌で見たときより、ずっと素敵だね」
と顔を見合わせたあの時の気持ちは、今でも忘れられません。
「幸せって、こういうことかも」と思えた時間
ただ、夫と過ごす時間を意識するようになってから、
「何に時間を使いたいのか」も、
少しずつ変わっていきました。
おいしいごはんを一緒に味わうこと。
子どものかわいい姿を見て、
夫と目を合わせて笑うこと。
次に行きたい場所の話をすること。
そういう時間こそ、
私にとっては、とても豊かな時間でした。
大好きな人と一緒に味わう時間は、
人生を豊かにしてくれる。
夫婦時間は、
ふたりだけのもののようでいて、
家族の未来を育てる時間でもあるのだと思います。
夫婦で話したことが、
家族のお出かけにつながる。
夫婦で笑った空気が、
家の中のあたたかさになる。
たった5分の夫婦時間でも、
その積み重ねは、
家族の空気を少しずつ変えていくのかもしれません。
今夜からできる“5分夫婦時間”のヒント
・子どもが寝たら、温かい飲み物を用意する
・二人で一緒に座る
・顔を見ながら「今日どうだった?」と聞いてみる
・今日の小さな出来事をシェアする
・「次に行きたい場所」など、未来の話を1つだけしてみる
さいごに
子育て中は、
子どもを中心に毎日が回っていきます。
それは、とても幸せなことです。
ただ、その中で、
夫婦の時間が少し遠くなってしまうこともあります。
夫婦時間は、
特別な場所に行かなくても、
長い時間を取れなくても作れます。
子どもが寝たあとの5分。
あたたかい飲みもの。
隣に座って、一緒に笑う時間。
そんな小さな時間が、
夫婦の会話を戻し、
家族の未来を少しずつ育ててくれるのかもしれません。
あなたの暮らしの中にも、
小さなふたり時間が見つかりますように。


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