子育てをしていると、子どもに「抱っこして」と何度も言われて、戸惑うことがありますよね。
応えてあげたい気持ちはあるのに、「こんなに抱っこしていたら甘やかしになるのかな」
と、不安になるママも少なくありません。
とくに、家事で手が離せないときや、何度も求められる日が続くと、どうしたらいいのかわからなくなることもあるものです。
抱っこしてあげたい気持ちと、少し離れたい気持ちのあいだで揺れてしまうこともありますよね。
でも、「甘やかし」と「甘えさせる」は、似ているようでまったく違うものです。
その違いがわかると、「抱っこしていいのかな」と迷う気持ちも、少しラクになるかもしれません。
どこが違うの?「甘やかし」と「甘えさせ」
抱っこに応えることが、必ずしも甘やかしになるわけではありません。
甘やかしって、どんなこと?
・テレビ無制限
・お菓子食べ放題
・「欲しいものは全部OK」状態
これらに共通するのは、子どもが欲しがるものを、際限なく与えるということ。
一見やさしさのように見える関わりでも、子どもの心が本当に求めているものとは少しズレてしまうことがあります。
忙しい毎日の中では、つい“とりあえずこれで”と済ませたくなることもありますよね。
けれど子どもが本当に欲しいのは、モノそのものより、気持ちに目を向けてもらうことなのかもしれません。
甘えさせるって、どういうこと?
・抱っこしてほしい
・そばにいてほしい
・話を聞いてほしい
こうした子どものサインに応えることは、決して甘やかしではありません。
むしろ、大人が“心を向けて受け止める”からこそできる、温かな関わりなのです。
私は、こんなふうに子どもと向き合っています。
子どもの甘えにはなるべくすぐに応えるようにして、
どうしても手が離せないときは、「これが終わったら抱っこするね」と約束します。
そして、忘れていると子どもから
「ママ、抱っこしてくれるって言ってたよね?」と、そっと催促されることもあります。
そんなときは、笑って、
「ごめん、ごめん。忘れてた。はい、おいで」と言って、ぎゅっとハグします。
すると子どもは、満たされた顔をして、また自分の遊びに戻っていくのです。
甘えさせると、子どもはどう育つの?
満たされた子は、自分で前に進める
子どもは、満たされた分だけ、自分の足で前に進んでいけるようになります。
「甘えさせること」は、「自立を遠ざけること」ではありません。
むしろ、しっかりと甘えさせてもらった子どもほど、心が安定し、自分の意思で動けるようになるんですよ。
ママにできる、やさしい関わり方のコツ
応えられないときは、「あとでね」と伝える
すぐに応えられなくても大丈夫。
約束して、それを守ることが信頼につながります。
“なんでも叶える”より、“心を向ける”
モノではなく、心のやりとりが大切です。
子どもが本当に求めているのは、「関心」と「安心」なのだということ。
そう考えると、少し気持ちがラクになるかもしれません。
甘えは“心の栄養”。まずは自分にもやさしく
子どもにとっての「甘え」は、心のエネルギー補給。
だからこそ、大人もときには「誰かに甘えてもいい」と自分をゆるめていいんです。
完璧じゃなくて大丈夫。
想いを持って向き合うこと自体が、もう十分“育てている”のですから。
おわりに
「甘やかし」と「甘えさせる」の違いが、少しでもクリアになったなら、ぜひ今日から意識してみてください。
抱っこを求めてくる時間も、安心をためる大切なひとときとして受け止めて大丈夫です。
それは、子どもの心に灯をともすような、大切な愛情のかたちですから。
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