夫は優しい。
家族のために、ちゃんと頑張ってくれている。
それなのに、なぜか寂しくなる夜がある。
夫はよく家事をしてくれる。
でも、話を聞いてほしい夜に、ずっとスマホを見ている。
夫は仕事を頑張ってくれている。
でも、「大丈夫?」の一言がほしかった。
そんなとき、
「私はわがままなのかな」
「愛されているはずなのに、どうして満たされないんだろう」
と感じてしまうことがあるかもしれません。
でもそれは、
愛情が足りないからではなく、
愛情の伝え方や受け取り方が違っているだけなのかもしれません。
相手は相手なりに愛を伝えている。
でも、自分が受け取りたい形とは少し違っている。
その小さなズレが積み重なると、
「愛されているはずなのに満たされない」
というモヤモヤになっていくことがあります。
そんな夫婦のすれ違いをほどくヒントになるのが、
「5つの愛の言語」という考え方です。
「5つの愛の言語」とは?
「5つの愛の言語」とは、
人それぞれに違う、愛情の伝え方や受け取り方を表した考え方です。
同じ「愛している」という気持ちでも、
それを言葉で伝える人もいれば、
行動で示す人もいます。
一緒に過ごす時間で愛を感じる人もいれば、
プレゼントに込められた気持ちに愛を感じる人もいる。
手をつないだり、ハグしたりすることで、
深く満たされる人もいます。
代表的な愛の言語は、次の5つです。
1. 肯定的な言葉
「ありがとう」「大好き」「助かるよ」など、言葉で愛を感じるタイプ。
2. クオリティタイム
一緒に過ごす時間や、向き合ってくれる時間に愛を感じるタイプ。
3. プレゼント
物そのものよりも、「自分のために選んでくれた」という気持ちに愛を感じるタイプ。
4. サービス行為
家事や送り迎え、手伝いなど、行動で支えてもらうことで愛を感じるタイプ。
5. スキンシップ
手をつなぐ、ハグする、そばに座るなど、触れ合いで愛を感じるタイプ。
どれが正しい、ということではありません。
ただ、
自分が愛を感じやすい形と、愛を伝えやすい形。
相手が愛を感じやすい形と、愛を伝えやすい形。
その形が少し違うだけで、
愛情はあるのに、
すれ違いが生まれることがあるのです。
愛情の伝え方は、人によって違う
たとえば、自分は「一緒に過ごす時間」で愛を感じるタイプだとします。
でも相手は、仕事を頑張ることや、家事をすることで愛を示しているタイプかもしれません。
相手は、
「家族のために頑張っている」
「ちゃんと支えている」
と思っている。
でも自分は、
「もっと話を聞いてほしい」
「一緒に過ごす時間がほしい」
と感じている。
この場合、
愛情がないのではありません。
ちゃんと愛情はある。
ただ、相手が差し出している愛の形と、
自分が受け取りたい愛の形が、
少し違っているのです。
だから、夫婦のすれ違いは、
「愛がない」からではなく、
「愛の言語が違う」ことで起きている場合があります。
そう思えるだけで、少し見え方が変わることがあります。
もしかしたら、
相手は相手の言語で、
一生懸命に愛を伝えてくれているのかもしれません。
わが家の場合|私は時間とスキンシップで愛を感じる
私の愛の言語は、
「クオリティタイム」と「スキンシップ」です。
一緒に過ごすこと。
触れ合うこと。
それが、私にとっては何よりの愛情表現です。
たとえば、記念日などの大切な日を、
夫も一緒に大切に想って過ごしてくれる時間。
子どものかわいい場面を見て、
夫婦で顔を見合わせて爆笑する瞬間。
おいしい食事を一緒に食べながら、
「おいしいね」と言い合える瞬間。
そういう時間があると、
私は心がとても満たされます。
ただ隣でテレビを見ているだけでも幸せ。
でも、手をつないでくれたらもっと幸せ。
一日の終わりに、
「おつかれさま」と抱きしめてもらうだけで、
心が満タンになります。
そういう小さな触れ合いの中で、
私は「ああ、愛されているな」と感じます。
ある日、夫に、
「自分の愛の言語って何だと思う?」
と聞いてみました。
すると、夫の答えは、
まさかの私と同じ。
「だからかぁ」と、思わず笑ってしまいました。
大きな不満やすれ違いがあまりないのは、
私たちの愛の言語が同じだったからなのかもしれません。
でも、愛の言語が違っていたとしても、
それは合わないということではないんです。
自分がほしい形と、
相手が差し出している形が、
少し違うだけかもしれない。
だからまずは、
相手の愛の言語を知ってみることが、
すれ違いをほどく小さな一歩になるのだと思います。
愛の言語が違っても、愛がないわけではない
愛の言語が違うと、
お互いに愛を届けているつもりでも、
うまく受け取れないことがあります。
たとえば、相手はプレゼントで愛を伝えてくれる。
でも自分は、
「物よりも、一緒にゆっくり過ごす時間がほしい」
と感じている。
そんなとき、
相手は「喜んでくれると思ったのに」と寂しくなり、
自分は「本当にほしいものは違うのに」と満たされない。
どちらも悪いわけではありません。
ただ、愛の届け方と受け取り方が、
少しすれ違っているだけ。
そう気づけるだけで、
相手の行動の見え方が変わることがあります。
ありがとうと言ってくれること。
一緒に過ごしてくれること。
プレゼントを選んでくれること。
家事をしてくれること。
送り迎えをしてくれること。
仕事を頑張ってくれること。
そばに座っていてくれること。
自分が一番ほしい形ではなかったとしても、
その中に、相手なりの愛情が込められていることがあります。
もちろん、自分の寂しさを、
我慢し続ける必要はありません。
余裕があるときに、
「私はこうされると愛を感じるんだ」
と、少しずつ伝えていけたらいい。
そして、すぐに伝えるのが難しいときは、
まずは、
「この人はどんな形で愛を伝えてくれているんだろう」
と見てみるだけでもいいと思います。
どちらかひとつでも意識してみると、
見え方が少し変わることがあります。
今日できる小さな一歩|自分と相手の愛の言語を知ってみる
愛の言語を知るために、
難しいことをする必要はありません。
まずは、自分の心に聞いてみることからで大丈夫です。
自分は、どんなときに愛されていると感じるのか。
言葉をかけてもらったとき。
一緒に過ごしてくれたとき。
プレゼントをもらったとき。
家事をしてくれたとき。
手をつないでくれたとき。
自分の愛の言語に気づくことは、
相手との関係だけでなく、
自分の心を大切にすることにもつながります。
そして、ふとした会話の中で、
相手にこんなふうに聞いてみるのもいいと思います。
「どんなときに愛されているなって感じる?」
「何をしてもらうと、いちばん嬉しい?」
「私は、一緒に過ごす時間があるとすごく幸せなんだ」
こんな小さな会話からでも、
お互いの愛情の受け取り方が見えてくることがあります。
もし聞くのが少し照れくさいときは、
相手の言動をそっと観察してみるだけでも大丈夫です。
よく言葉をかけてくれるのか。
一緒に過ごそうとしてくれるのか。
家事や行動で支えてくれるのか。
気づくと、いつもそばにいてくれるのか。
「わかってくれない」と感じたときこそ、
相手の愛の言語に、少しだけ目を向けてみる。
気づけなかった愛情が、
そこにちゃんとあるかもしれません。
さいごに
愛情は、いつも自分が望んだ形で届くとは限りません。
だからこそ、
相手なりの愛の形に気づけたとき、
夫婦の見え方は少しやさしく変わるのだと思います。
あなたは、
どんなときに愛されていると感じますか?
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