戦友へささげる 2歳男児取扱説明書

子育て24時間営業

パチン、と音がする。

さっきまで笑っていたのに、
急に本気の一撃。

目を見て、ケラケラ笑っている。

痛い。

でもそれ以上に、ちょっと悲しい。

ちゃんと向き合っている。
怒鳴らないようにしている。
できるだけ一緒に遊んでいる。

それでも叩かれる。

戦友よ。

まず言わせて。

あなたは間違っていない。


2歳は、ブレーキがまだ付いていないスポーツカー

アクセルは全開。

でもブレーキは、まだ工場出荷前。

止められない。

だから衝動はそのまま出る。

2歳が叩くのは悪意ではない。
叩く=反応実験。

「これやったらどうなる?」
の反応をみている。

しかも。

一番安心している人に、
一番全力を出す。

つまりその一撃は、

信頼の証でもある。

仕様です。

あなたの育て方の問題じゃない。


お風呂上がりに荒れる理由

・体温上昇
・血流アップ
・緊張の解放

テンションMAXタイム。

男の子は、エネルギー管理型生物。

溢れているのが通常運転。

だから――

「禁止」より、「OKの枠」を。

止めるより、流す。


今日からやってみよっかなヒント

全部やらなくていい。

ひとつでいい。


・お風呂上がりは一杯の水

タオルで全身を包む→水を飲ませる。

順番を固定する。

座って飲むだけで、
クールダウンの合図になる。


・叩かれたら3語以内

「痛いよ。」

感情を守るのも、立派な育児。

長い説明はいらない。


・ジャンプは“ここでOK”

暴れるな、ではなく、

「ここでならOK。」

枠を与える。

ブレーキはまだない。

だからガードレールを作る。


そして覚えていてほしいこと

2歳男児育児は、もはやサバイバル。

完璧を目指さなくていい。

今日も生き延びたら100点。

戦友よ。

あなたは今日も、
ブレーキのないスポーツカーのハンドルを握っている。

完璧な運転じゃなくていい。

まずは今日、

お風呂上がりの一杯の水。

やってみよっかな。

それで十分。

今日も生き延びたね。

本当に、お疲れさま。

また明日、一緒に戦おう。

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