では、一年の新しいスタートをきるために、
「立春大吉」、やってみましょう。
準備から始まる、小さなととのえ時間
■「白い紙」について
特別な和紙である必要はないですよ。
ただ、できればツルツルしたコピー用紙よりも、
少し風合いのある白い紙の方が、氣が整いやすい。
たとえば──
・画用紙
・書道半紙
・便せん用の上質な紙
このあたりが手に入りやすく、
雰囲気も出ると思います。
なければコピー用紙でも構いません。
いちばん大切なのは、
**「心を込めて書くこと」**ですからね。
■書く道具について
できれば筆ペンや黒のサインペンのような、
濃く、はっきりとした線が出るものがいいですね。
筆があるなら最高ですが、
なければ筆ペンが手軽でおすすめですよ。
えんぴつは、
少し弱々しく見えてしまいます。
ここは一本、
強い意志をこめた線でいきたいところです。
■「表裏が同じ字」ってどういうこと?
これは、
「立春大吉(りっしゅんだいきち)」という文字の形が関係しています。
この四文字を縦に書くと、
漢字のバランスが左右対称に近くなるんですね。
だから玄関に貼ったとき、
もし邪気が家に入ってきても、
振り返ると同じ文字があるのを見て、
「あれ?
まだ家に入ってなかったっけ」
と勘違いして、
出ていってしまう、という説があります。
ちょっとユーモアもあって、
おもしろい話でしょう。
もちろん、
科学的根拠があるわけではありません。
ただ、
古来から伝わる風習には、
心と空間を整える知恵が詰まっているんですよね。
どこに貼る?いつ貼る?気になるタイミングと場所
■飾る場所
基本は、
玄関の内側の扉、
もしくは
玄関を入ってすぐ目に入る場所に貼るのがよいとされています。
たとえば──
・ドアの上部
・ドアの内側(外に貼らなくて大丈夫)
・玄関の壁で、真正面や目の高さの位置
ここで大事なのは、
邪気が入ってきたときに、最初に目にする位置。
まるで「札」が守っているように見える場所が、
理想ですね。
なるべく、
清潔で整った場所に貼ってみてください。
周りがごちゃごちゃしていると、
せっかくの「吉」も、
隠れてしまいますから。
■貼るタイミング
貼るのは、
立春当日の日の出以降〜日没までが理想的。
ただ、準備しておけるなら──
・前日の夜までに用意しておく(書いておく)
・立春当日の朝、可能なら日の出後に貼る
この流れが、
いちばんすっきりします。
ちなみに、
「節分の夜に豆まきをして清めたあとに貼る」
という流れもあります。
前夜から準備しておくのも、
いいですね。
■はがすタイミングは?
これは、
厳密な決まりはありません。
立春からの
「気の新しい流れ」が整ってくる節目、
たとえば雨水(2月19日頃)に外す人もいますし、
一年の厄除け札として、
そのまま一年間貼っておく人もいます。
あなたが、
「よし、整ったな」
「もう大丈夫だな」
そう感じたときで、
いいんです。
そのときは、
そっと感謝の気持ちを込めて、
処分してあげてくださいね。
立春をていねいに迎えるということ
こうして丁寧に迎える立春は、
きっとあなたの一年に、
やさしい追い風をもたらしてくれます。
小さなひと手間が、
心に
静かな強さと、しなやかさを育ててくれる。
どうぞ、
あなたらしい春の始まりを、
楽しんでくださいね。



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