先日、公園で5人の子どもたちが遊びました。
・はるちゃん、なっちゃん姉妹
・エリカとレン姉弟
・りっちゃん一人っ子
遊びの中で、りっちゃんの意見が何度か通らず、
少し不貞腐れてしまいました。
その様子を見て、りっちゃんのママがぽつり。
「やっぱり一人っ子だから協調性ないなぁ…」
冗談のようでいて、
どこか本気の響きもあって。
その言葉に、私は少し胸がざわつきました。
「一人っ子だから?」と感じたあの日
その場では、うまく言葉が出ませんでした。
でもあとから冷静に考えると、
あの場面は「一人っ子だから」ではなくて、
5人という集団の力学が起きただけ。
姉妹や姉弟がいる子は、
家の中にすでに“味方”がいます。
無意識のうちに、ペアや連合ができやすい。
2対2の空気の中に、1人で入る。
それって、大人で言えば、
既存メンバーの会議にひとり参加するようなもの。
意見が通りにくいのは、
協調性の問題ではなくて、
「数」と「関係性」の問題かもしれません。
そして――
意見が通らなくて不貞腐れるって、
・自分の意見を持っている
・ちゃんと主張できる
・納得できないと感情が動く
ということでもあります。
それって、とても健全な姿ですよね。
本当に協調性がない子は、
そもそも輪に入りません。
意見も出さない。
感情も出さない。
りっちゃんは、ちゃんと参加している。
それだけで、
十分すごいことだと思うのです。
ママの“解釈”が未来をつくる
ただ、ここで大切なのはママの解釈。
「一人っ子だから」と思うと、
その前提で子どもを見てしまう。
人は、信じた通りの証拠を集めてしまう生きもの。
もし次に似たような場面があったら、
私はこう伝えたい。
「今日はたまたまバランスが偏っただけだよ。
りっちゃんはちゃんと自分の意見を言える子だね。」
その一言で、
子どもの見え方は変わるかもしれない。
実は、私自身も一時期、
娘が一人っ子だった頃、
「兄弟を作ってあげられなくて申し訳ない」
そんな想いを抱いていました。
今はありがたいことに弟が生まれましたが、
あの頃の私は、不安でした。
だからあのママの言葉が、
他人事に聞こえなかったのだと思います。
兄弟姉妹がいると、
「譲る」「競う」「我慢する」という練習の機会は、
増えるかもしれません。
でも一人っ子には、
・自分の世界をじっくり持てる
・大人との会話が得意になる
・集中力が育ちやすい
そんな強みもあります。
人の性格や協調性は、
兄弟の数では決まりません。
その後、どんな関わりをしてきたか。
学校、友だち、社会。
いくらでも磨かれていきます。
今は思います。
娘が一人っ子だった時間は、
まったく無駄ではなかった。
あの時間があったからこそ、
娘は私の愛情を一身に受け取り、
豊かに育ってくれた。
兄弟がいても、いなくても。
子どもは豊かに育つ。
必要なのは、兄弟の数ではなく、
安心できる土台。
もしあの頃の自分に声をかけるなら、
「兄弟がいてもいなくても、その子は豊かに育つよ。
安心して今を楽しんで。」
そう言ってあげたい。
そして、今どこかで同じように悩んでいるママにも、
そっと届けたい言葉です。
子育ては、いつも選択の連続。
でも、そのときの最善を重ねてきた自分を、
どうか信じてほしい。
子どもは、
私たちが思っている以上に、
ちゃんと育っています。
次に似た場面があったとき、
あなたはどんな言葉をかけますか?


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