「テレビ見たい!」「お菓子食べたい!」
今日も何度も聞いた気がするし、何度かため息もついた気がする。
子どもは悪くない、ってわかってる。
でも、わたしの心が先に疲れてしまった日だった。
こんな日こそ思い出したいなと思ったのが、**「予測と対策」**という考え方でした。
ここでの「予測」は、未来を完全に見通すことではなく、
**「想定力」「備え」**のことだと思ってください。
何も未来を予知するような話じゃなくて、
自分の大切にしたいことが台無しにならないように、“先を読む力”を使うということなんです。
予定を立てるときはもちろん、
以下のような場面でこそ「予測と対策」は活きてくるんですよ。
✅ 予測と対策が特に効く場面
誰かと約束をするとき
→ 相手が遅刻するかも、自分が迷うかも、道が混むかも
→ ⇒ 10分早く出る、連絡手段を確保しておく
お金を使うとき
→ 収入に対して今月の支出はどうか?急な出費の可能性は?
→ ⇒ 予備費を持つ、リスクを分散
人間関係や家族との関わり
→ この一言で相手はどう受け取るか?誤解されないか?
→ ⇒ 伝え方、タイミング、沈黙の力も含めて“先回りの思いやり”
イライラの正体は「想定外」だった
予定通りにいかないこと自体は、ある意味“予定通り”。
だから本当の力は、
「予定通りにいかないとき」にどうするかを考えておくことにあります。
たとえばこういう問いかけを、日常の中で自分にしてみてください。
「もし○○が起きたら、自分はどうする?」
「この行動、誰かに迷惑をかけないだろうか?」
「ここで失敗するとしたら、どんな理由だろう?」
こうした小さな思考の積み重ねが、第一歩になります。
出かける前のバタバタ、実は予測できることばかり?
私がこれから「予測力を育てていきたい」と感じる場面。
それは――
子どもにイライラしたくない!
実は、子育てにおける「予測と対策」って、ものすごく効果があります。
イライラの正体は、
自分の想定外の出来事に心が追いつかないときに生まれる。
🔍 たとえば、こんなふうに考えてみよう
・出かける前にバタバタする
→ 子どもが靴を履かない、服を選ばない、トイレに行きたがる
→ ⇒ 10分早く動く、選ばせる服を前夜に用意、遊びながら靴を履く工夫
・言うことを聞かない
→ 子どもが眠い、空腹、不安、退屈…かもしれない
→ ⇒ イライラの原因は、行動じゃなく“状態”かもしれないと考える
・自分の心に余裕がない
→ 自分が疲れてる、焦ってる、誰にも聞いてもらっていない
→ ⇒ 15分でもひとり時間を確保、信頼できる誰かと話す
「テレビ見たい!お菓子食べたい!」に疲れたときこそ
まるで自分の心をガリガリ削られているような感覚。
ここでも“予測と対策”が活きてくる場面です。
✅ 子どもの「繰り返し要求」に対する予測と対策
予測:
・子どもは「欲しいものがある」と、
その**“感情”のピークが何度もぶり返す**
・拒否されると「伝え方を変える」ではなく、
「回数を増やす」ことで叶えようとする(=脳の発達的に自然なこと)
対策:
・ルールを“先に”決めておく
「おやつは1日1回までね」など、事前に“枠”を用意しておく
→ 急な拒否は怒りを生むけれど、前もって決めたことなら受け入れやすい
・選択肢を渡す
「テレビ見るのは、遊び終わってからと、ごはんのあと、どっちがいい?」
→ 子どもの“主導権”を守りながら、親の意図も通す
・感情に共感してから切り替える
「そうだよね、お菓子食べたいよね。○○ちゃん、それくらいお菓子が好きなんだもんね」
→ 一度“受け止められた”と感じると、意外とスッと引けることがある
ルールは罰じゃない。“優しい盾”にしよう
大切なのは、
「どうしてこんなに言ってくるの?」ではなく、
「この子は今、“満たされない気持ち”を一生懸命伝えてるんだな」
と受け取ること。
そして、私自身に余裕がないときには――
「あぁ、自分が疲れてるな」「いま、自分のための対策が必要だな」
と気づいてあげること。
それが、イライラしないための本当の“予測と対策”なのだと思いました。
この中で私が「できそうだな」と感じた対策。
それは――
ルールを決めておく こと。
時間は決めていたけど、量を決めていなかったので。
決めておく=整えておく なんですよね。
そしてもうひとつ、
このルール、“感情が穏やかなとき”に決めておくことが大事です。
イライラの最中での判断は、たいてい「怒りベース」になる。
だから、冷静で落ち着いている時間に、
「テレビは1日◯時間まで」
「おやつは◯時まで」
って、“未来の自分”のために優しい道しるべを立てておくんです。
このときポイントになるのは、
「子どもにとっても守れるルール」にすること。
できれば、一緒に決めてみてもいいです。
「どうしたら守れると思う?」って聞いてみると、
意外と良い案が出てくることもあります。
私が願っているのは、**「信頼のある関係」**。
だから、ルールは“罰”じゃなくて、“お互いを守る盾”として使うのがいいな。
そしてその盾を、怒りではなく「優しさ」で手渡す。
たとえば、こう言ってみる。
「○○ちゃんがテレビを楽しみにしてるの、ちゃんとわかってるよ。
でもね、目が疲れたり、夜ごはんが進まなくなったりしたら困るから、
“1日◯時間まで”って決めようか。
それなら、楽しみも大事にできるし、毎日気持ちよく過ごせるもんね」
こうした一言の中に、私の想い――
「大切にしたいのは、あなたの笑顔なんだ」
というメッセージがきっと伝わるはずです。
最後に、あなたにもひとつ問いかけを
「これは、“怒るべきこと”ではなく、“備えるべきこと”ではなかったか?」
この問いを持てるだけで、子育てに限らず、
人生の多くのイライラが、静かに溶けていきます。


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