静まり返ったリビング。
ソファにふんぞり返る夫は、皿洗いもせず、スマホも見ず、
ただ一点を見つめていた。
その横顔には、戦場帰りの男のような哀愁。
そこへ、不意に漏れた…
🎵「なんのためーにーうまれて〜 なにをして〜 いーきるのか〜♪」
低く…重く…響く声。
明るい歌なのに、まったく私の心が軽くならない。
明るい歌なのに、家中の空気が重たくなる。
明るい歌なのに、私の心臓が早鐘を打つ。
私は、そっと問いかけた。
「…ねぇ、何考えてるの?」
彼は一拍おいて、言った。
「育児って… バイキンマンと戦うより疲れるな」
本日もお疲れ様でございました。



コメント